9月10日に静岡県側の夏山シーズンが終了する富士山で8日午前、富士宮口登山道で下山中の70代女性が動けなくなり、静岡県警山岳遭難救助隊に救助されました。女性にけがなどはなく、命に別状はないということです。

警察によりますと、8日午前10時頃、富士山富士宮登山道で「母親が動けなくなっている」と、男性が九合目に常駐する静岡県警山岳遭難救助隊員に通報してきました。救助を要請したのは、大阪府堺市に住む無職の女性(73)で、女性は下山中に、九合五尺付近で疲労のため、動けなくなったということです。

女性は駆け付けた山岳遭難救助隊員らの手により、背負ったり、担架に乗せたりするなどして、五合目まで下山したとのことです。女性は意識はあり、けがなどもなく、命に別状はないということです。

警察によりますと、女性は7日午前8時頃から、息子と2人で富士登山を始め、山小屋に一泊した後、8日午前6時頃に山頂に到着、1時間半後の午前7時半ごろから下山を開始したということです。