宮崎県内で最大震度6弱を観測した地震からまもなく1か月。
今回、初めて発表された「南海トラフ地震臨時情報」について2回にわたって検証しています。

今回の「臨時情報」を受けて防災の意識が向上したというプラスの面があった一方、ホテルの予約キャンセルや海水浴場の閉鎖などの影響もありました。

初の「臨時情報」発表で見えてきた課題とは。

呼びかけ通り、多くの人が「備え」を進めた

先月8日の地震を受けて発表された「南海トラフ地震臨時情報巨大地震注意」。
その趣旨は「備えの再確認と日常生活との両立」です。

その呼びかけ通り、多くの人が「備え」を進めました。

(ハンズマン 井和丸 健司 副長)
「こんな状態になることはないです。まずない」

地震の後、ホームセンターには、防災グッズを買い求める人が次々と訪れました。

(買い物客)
「携帯用のトイレとかがあるかなと思って。(売り場が)がらんとしているからびっくりしちゃった」
「実際、具体的な準備がほとんどできてなかったので(来店した)」

街で聞いてみても、「臨時情報」をきっかけに備えを見直したという声が多く聞かれました。

(女性)
「防災グッズとか買いに行った」
「シミュレーション(をした)ここに隠れてとか」
(男性)
「ポータブル電源を買ったり、水、非常食とかを玄関のとこに置くようにした」
(女性)
「水と防災ラジオを買いました」