9月に入り、いよいよこのシーズンがやってきました。
上田市では、秋の風物詩マツタケ小屋の営業が始まりました。


秋の味覚の王様=マツタケのシーズンを迎えた上田市。

この時期、旬の味をコース料理などで提供するマツタケ小屋がオープンします。

10数軒の小屋の一つ、上田市古安曽(こあそ)の二幸園(にこうえん)は9月1日から営業を始めました。

関啓子(せきけいこ)社長:
「この間の台風の影響などで、最後の最後で雨もあって湿度も上がったので、いいかなという気がしますけどね。去年は本当にひどかったので」

適度な湿度が生育のカギというマツタケ。


今シーズンは2023年に比べると期待が持てそうと胸をなで下ろします。

そして、うれしい悲鳴も。

櫻井聖(きよし)料理長:
「ものすごく量が量なので、ものすごく大変ですね」

3か月間の営業で仕込むマツタケの量は1トン以上。

その扱いには繊細さが求められます。

櫻井聖料理長:
「マツタケの拭き方がありまして、下に拭くのではなく上に丁寧に扱って本当に軽く(拭く)下にやっちゃうとむけちゃんですよね全部。せっかくの色、ツヤ、あと風味ですよね」

二幸園では鍋や土瓶蒸しなど11品を楽しめるフルコースが人気です。

櫻井聖料理長:
「やっぱこの時期を逃したらというマツタケは王様ですから、この時期でいっぱい食べたいというお客さんがたくさんおられます」


中でも料理長の一押しが姿焼きです。

炭火で焼くだけでマツタケ本来の味を堪能できるといいます。

帰省中の息子に贅沢をさせてあげたいと市内から訪れたこちらの親子も、一番のお目当ては姿焼きです。

母:
「うんこれだ、歯ごたえと香りがばーっと広がって」
息子:
「これですね」

関啓子社長:
「おかげさまで10月中は週末全部(予約で)埋まっているので、北海道もいれば九州もいますし、空間、食事すべてにおいてご満足いただけるサービスをしたいですね」

マツタケ小屋は11月ごろまで営業するということです。