夏休みが明け、子どもたちの気持ちが不安定になりやすいこの時期。自らも不登校に苦しんだ過去を持つ若き僧侶が、今だからこそ、子どもたちとその周りの大人に伝えたいメッセージです。
仏の教えを多くの人たちへ

「子どもの頃からずっと好きなのが白子のみそ汁…笑」
片岡妙晶(みょうしょう)さん、29歳。そんな彼女の「ライフワーク」は…

片岡妙晶さん
「『一蓮托生』という言葉があって、これは生きている人みんなお浄土に行ったら、同じ蓮の花から生まれてくるよ、同じ場所に行けるよという意味なんです」
仏の教えを一般の人たちに伝える「法話」です。
片岡妙晶さん
「仏様も同じ、みんなのことを可愛く思っている」

得意のイラストでビジュアル化したり…時に、髪を緑色に染めたり…
僧侶として語り伝えるだけでなく、ひたすら耳を傾けることも。

片岡妙晶さん
「自分の声も他者の声も、とりあえずはひとまず聞く、受け入れる」
「ひたすら聞いて、飲み込んで、味わって、腑に落としていく。それが私たちの仕事」

室町時代から500年続く、慈泉寺。
片岡妙晶さん
「お線香を一本上げて、それがなくなるまでお経を唱える。お経の意味どうこうより、トレーニング的にこの時間はちゃんとやる。別に仏さん怒らんやろと」
「途中が猫が来てましたね」
この寺の長女として生まれた妙晶さん。仏の教えを、様々な場所に出向いて広める「布教使」として活動しています。
多くの人の前で教えを説く日々。そのきっかけとなったひとつが、子どものころのエピソードにありました。














