宮崎県内に大きな被害をもたらした台風10号について、宮崎県の河野知事らが岸田総理に対し、復旧にかかる予算の確保や激甚災害への指定を要望しました。

5日は、河野知事や宮崎市の清山市長らが総理官邸を訪れ、岸田総理に緊急要望書を手渡しました。

(河野知事から岸田総理へ)
「今回の10号災害に関する激甚の指定も含めて、ぜひ、ご配慮いただければと考えている」

要望書では、台風10号の災害復旧事業にかかる予算の確保や、被災した自治体への財政措置、それに激甚災害への指定を求めています。

(岸田総理)
「今後、被災地の復旧に向けて国としてもしっかり力を合わせて取り組んでいきたいと考えている」

(宮崎県 河野俊嗣知事)
「しっかり被害状況を把握して、地元と緊密に連携を取りながら今後とも復旧復興に向けて力強く後押しをしていきたいという答えをいただいた」

(宮崎市 清山知憲市長)
「宮崎の声をしっかり聴くように必要な対応をとるようにということを、また、改めて指示するというお言葉もいただきましたので、非常に力強く感じた」

激甚災害に指定されると、自治体が行う災害復旧事業の国からの補助率が引き上げられることになります。