安全安心な施設運営につなげようと、保育園や幼稚園などの責任者を対象にした研修会が宮崎市で開かれました。

この研修会は、おととし9月、静岡県の認定こども園で、当時3歳の女の子が送迎バスに取り残され、熱中症で死亡した事故を受けて開かれたものです。

5日は、県内の保育園や幼稚園などおよそ180施設の責任者や宮崎市の職員らが集まる中、こども家庭庁の教育・保育専門官の馬場耕一郎さんが「安全・安心な保育環境の構築」をテーマに講演しました。

(こども家庭庁教育・保育専門官 馬場耕一郎さん)
「『嫌なことをちゃんと報告してくれてありがとう』その一言が根付くと、職員の方々もマイナス情報があげやすい風通しのいい組織になるかと思う」

(参加者)
「離職しないことを目標に、私たちも一生懸命、職員のために働きかけをしていかないといけないと感じた」
「不適切な保育とか見直すことができたし、持ち帰って先生たちと共有したいと思う」

参加者たちは、適正な施設運営につなげようと意識を高めていました。