南北傾斜高気圧、去年・今年も発生したのか?
論文に載せたのは2022年までの解析でしたが、その後、去年と今年についても調べたところ、いずれも南北傾斜高気圧の発生が確認できました。

三重大学大学院 天野未空さん:
「2010年以降、この南北傾斜高気圧の発生、そして偏西風の蛇行傾向というのが続いています。この状況から考えると、今後も同じような状況が続いていき、夏については厳しい暑さが続くのではないかと考えています」

かつて宮城県内では、1993年のようにオホーツク海高気圧が張り出して、やませの影響で冷夏になることもしばしばありました。