異次元の少子化対策…保育園は今 処遇改善「早急に考えて」
そこで、岸田政権はようやく…
岸田総理(2023年1月)
「異次元の少子化対策に挑戦し、大胆に検討を進めてもらいます」

国は76年ぶりに保育士の配置基準を見直しました。2024年度から、保育士1人が見る子どもの数を4~5歳児は30人→25人。さらに3歳児は20人→15人にしました。
しかし、これでもまだまだ足りないのが現状です。

いずみ保育園 保泉幸正 園長
「多分どこの保育園さんも配置基準よりも、保育士を増やしていることが多い」
こちらの園では、すべての年齢で国の配置基準を上回る保育士を確保しています。
いずみ保育園 保泉幸正 園長
「人数がギリギリの状態だと有給休暇をとった時に、クラスをみられなくなってしまうとかそういった問題も出てくるので、人数は多いにこしたことはないなと」

さらに賃金の低さも課題です。国の調査では保育士の平均給与は月26万4000円で、全ての産業の平均と比べて5万円以上、下回っています。
いずみ保育園 保泉幸正 園長
「新しく保育士になるという方も、正直少ない。賃金を上げたり配置基準を変えたりすることは、間接的に子どもの幸せにも結びつくのではないのかなと思うので、そこは早急に考えていただけたらなと思います」