脱毛トラブル増加…無料体験後、強引に契約を迫られることも

南波雅俊キャスター:
脱毛トラブルが増えてきています。

<脱毛トラブル相談件数> ※国民生活センター調べ
2019年度:2885件
2020年度:2859件
2021年度:4117件
2022年度:1万9127件
2023年度:1万1921件

国民生活センター調べでは、相談件数は2020年度から2021年度にかけて1000件以上増えました。ここからまた一気に増え、2022年度は1万9127件。2023年度は前年度から減ったとはいえ、1万2000件近い相談が寄せられていたのです。

脱毛がブームになるとともに、トラブルも増えてきています。国民生活センターによると、具体的な例では▼広告掲載の施術を希望するも高額プランを勧められたり、▼無料体験後、強引に契約を迫られ契約してしまったりといったこともあるようです。

ホラン千秋キャスター:
突然サロンが休業してしまうケースや、契約でのトラブルなど、さまざまなトラブルが上がってきているのでしょうか?

消費者トラブルなどに詳しい牧野和夫 弁護士:
最近は男性の方からのご相談が多く、美意識が強くなっているのだと思います。若い方だけではなく、40代や50代の方からご相談を受けることもあります。

井上貴博キャスター:
私自身も脱毛エステに行っていますが、自由診療になると、店によって価格が変わることが当たり前ですよね。自分で比較しなければいけないわけですが、妥当な金額は何で、妥当な施術内容は何かという基準がありません。インターネットで探したところで比較もできませんし、判断を迷うところは正直あります。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
ブームになって脱毛する人が増えてきていますが、相場観が自分たちの中にないので、いくらが妥当なのか、スタンダードな施術がどういうものかなのかは僕自身もわかりません。それで強引な契約や、思っていたものと違う契約を結んでしまう方が増えているような気はします。