11月頃の再稼働に向けた作業はついに最終段階に入りました。宮城県にある女川原子力発電所2号機について、東北電力は原子炉に核燃料を入れる「燃料装荷」を3日から開始したと明らかにしました。

東北電力によりますと、女川原発2号機は自然災害などに備える訓練や、重大事故への対応を確認する国の検査などが2日までに完了したため、3日午後3時に「燃料装荷」を開始したということです。

2001年に女川原発3号機で行われた燃料装荷の映像です。燃料装荷は、核燃料の集合体を移動し、原子炉圧力容器の中に入れる作業のことです。

原子炉に燃料を装填することで、再稼働に向けた工程は最終段階に入ったことを意味します。

女川原発2号機について、東北電力は今後、1週間ほどかけて合わせて560体の燃料集合体を移動させる計画で、今年10月頃の原子炉起動、そして再稼働を目指しています。