全国的に続いている米の品薄状態。
長野県内でも売り切れるケースが相次いでいます。
そんな中、中信地方では来週にも店頭に新米が並ぶ見通しになりました。


松本市寿白瀬渕(ことぶきしらせぶち)の農産物直売所「アルプス市場」。

米の売り場はがらんとしていて、ほとんど商品がありません。

アルプス市場 犬飼浩一社長:
「こちらも空っぽになってますけど、こちらは玄米で、誰々さんのお米といって販売していて、こちらが白く摺って販売している。もう見ての通り何もない状態ですね」

この直売所では、10日ほど前から米の品薄が続いていて、ここ数日は、契約している農家に在庫の米が残っていないかを問い合わせ、その日ごとに仕入れて量り売りで販売しています。

しかし、それもすぐに売り切れ、午後には棚に1キロ入りの玄米が数袋残っているだけでした。

玄米を買った客:
「お米買いに来たの。玄米で1キロのしかなかったから、もうちょっとしたら新米出るからちょっとの間だけ」

「令和の米騒動」といわれるほど品薄が続いている米ですが、明るいニュースも。

新米が来週にも店頭に並ぶ見通しになったということです。

アルプス市場 犬飼浩一社長:
「本当は今週稲刈りをする予定だったんですが、台風の影響で日照時間がもうちょっと欲しいと。もう一つは田んぼが雨でぬかるんでしまったということで、来週に1週間ずれ込んでしまってしまいましたね。だから来週末には新米が出てくると思います」


一方、JA松本ハイランドによりますと、運営している6つの直売所では、来週の10日以降順次新米が入荷する予定です。

令和の米騒動も、新米の入荷で無事、解消となるでしょうか?

直売所では、一日も早く米が店頭に並べられるよう生産者と協力していきたいと話していました。