台風10号が終わって終わりではなく、9月中くらいは注意が必要

過去にも竜巻の被害が相次いでいる県内。

2006年には延岡市で発生した竜巻で3人の死者が出ました。
この時の竜巻も、県内が台風の暴風域に入る前に発生しました。


気象庁によりますと、県内では、1961年以降、竜巻が42件発生し、このうち台風関連で発生したのは30件と全体の7割以上を占めています。

(防衛大学校地球海洋学科 小林文明教授・気象学専門)
「宮崎平野というのは、まさに日本で最も台風による竜巻が起こりやすいところ。特に九州というのはよく台風というのが通り道になるので、台風が上陸するかなり前、台風の中心から離れている場所で起こるということで、特にそういう条件が宮崎平野というのは整っている。ほとんどすべての条件が整った状態で起こったという意味では、やはり起こるべくして起こった竜巻である」

小林教授は、台風が接近する際には、雨や風だけでなく竜巻も起きやすいということを知っておくことが対策につながると話した上で、引き続き注意が必要だとしています。

(防衛大学校地球海洋学科 小林文明教授・気象学専門)
「さらに、日本の竜巻のピークは9月。この台風10号が終わって終わりではなく、9月中くらいは注意が必要」

※MRTテレビ「Check!」9月2日(月)放送分から