600個の“夢ちょうちん”…みんなの夢に光がともる
点灯まで残り15分。企画代表の真脇さんは「みんなの夢が叶いますように。自分がこの企画を始めたこともあって、希望・夢を持ってもらうことが一番大事やと思っとるんで」と、最後に自分の「夢ちょうちん」を書き始めました。
「5・4・3・2・1・点灯」

点灯は午後7時半。カウントダウンでその瞬間を迎えます。仲間と無線でやりとりししている真脇さんは「すごい!コッチから見たら昭和橋きれいやわ!」と嬉しそう。無線の相手も「コッチから見ても結構綺麗よ」と返します。
ふるさとへの思いが込められた夢ちょうちんは600個を超えました。訪れた市民は「ボランティアの学生みんなの思いが込もっとって綺麗でした。ヤバイ泣ける。マジでキラキラしとる…キレイ」と話します。

真脇さん「やりたいことが、まだ見つからんというのも、こういう現状やし、悪いことじゃないと思うけど、そんな中で、こうやって…夢を見つけるのが夢とか書いている人もいるし、そんな中で、こうやって皆どんな苦しい思いで書いたんかなって思うと…すごく、今後、周りのひとらも助け合って生きていけるんじゃないかなと思う」
夢ちょうちんが珠洲のまちを照らしたのは、死者が戻ってくるとされるお盆の時期。追悼の灯。そして未来への「夢と希望の光」です。

真脇魁さん「自分としては、全然『能登は復興できる場所かな』と思っている。人数が少ないのは確かだけど、それ以上のパワーを持っとるんで、こうやって助けてもらえる若い人らと一緒にずっと頑張って行ければなと思います」