左脚を失ったウクライナ選手や荒廃したガザ地区でトレーニングを重ねた選手など様々な苦難やハンデを抱えた障がい者たちのスポーツの祭典が開幕。パラリンピックならではの競技や健常者の世界記録を破ることが期待される種目など今大会の魅力を手作りフリップで解説します。

シンボルは「スリー・アギトス」

凱旋門に掲げられたパラリンピックのシンボルは「スリー・アギトス」。「アギト」とはラテン語で「私は動く」という意味で、挑戦し続ける選手を表現しています。

今回、ロシアによる侵攻で左脚を失ったウクライナ選手が出場するほか、パレスチナ・ガザ地区から唯一、参加する砲丸投げの選手は、イスラエル兵に狙撃され、半身不随になりながらも、瓦礫を使って練習を重ねて来たと言います。こうした選手も含めパリ大会には、史上最多の168の国と地域(難民選手団含む)から、およそ4400人のアスリートが参加しています