楽しかったと言える“おわら風の盆”に…

上新町、午後10時ごろ、各町では踊り手の輪に観光客が加わり一緒に踊る大輪踊りが行われていました。

愛知県から:「せっかく初めて参加したからには踊りたいと思って。見よう見まねで踊りましたが楽しかったです。見てているよりも一緒に輪になって踊るのが楽しかったです」

最終日の9月3日、坂のまちの賑わいは最高潮に達していました。ことしは3日間で19万人の人が訪れ、コロナ禍前の2019年の17万5000人を上回りました。

「楽しかったと言えるおわらにしたい」踊り手や地方が一丸となって臨んだ西町の最後の演技です。

西町 踊り手 浅野颯来さん:「一つになった気がしてすごく達成感もあったのですごく楽しかったです」

西町 踊り手リーダー 浅野楓月さん:「80点くらい。もっと出来るところもあったのでまた下の子にそれを含めて伝えて行きたい」

西町総代 山中 茂さん:「あっという間の夢見心地みたいな感じでした」「今私たちの町の人材不足が深刻な状況になってます。私たちの町だけじゃなくてどこの町も人材不足に困ってると思うんですけどいかに楽しいおわらをしたいなと。小さい子がいかに先輩たちの姿を見てやっぱりおわらにでたいなって思えるそんなおわらにしたいなと」

毎年、各町が試行錯誤し、作り上げる伝統のおわら。今後も若い世代に引き継がれていきます。