■国葬の理由「暴力に屈しない」「歴史に残る業績」「外国からの敬意と弔意」など

ホランキャスター:
国葬について岸田総理は「さまざまな意見とともに、説明が不十分との批判をいただいている」と話しました。岸田総理は国葬をなぜ行うのかという点について説明しています。


【国葬の理由】
▼憲政史上最長、総理を8年8ヶ月務める
▼日本経済や外交など、歴史に残る業績を残した
▼諸外国からの敬意弔意が示されている
▼選挙活動中に逝去。暴力には屈しない国としての姿勢

上記の理由から国葬が必要だとし、今後、国会の場でも自ら説明するということでした。

政府として国葬費に2億4940万円ほどかけるということが決まっています。これは会場費や会場設営費などが含まれていますが、海外の要人への対応や警備は含まれていません。なので、実際に最終的にどれくらいかかるのかというのはまだ分からず、公表されていません。

警備費などの公表について、松野官房長官は「現時点で確たることを申し上げられる段階にない。国葬儀後に精査した上でお示ししたい」と話し、国葬儀が終わった後であれば示せるということなのかという印象を受けます。

これを受け野党の国対委員長らが会談し、警備を含めた国葬費の全体像について政府に説明を求める方針で一致しました。立憲民主党の安住淳国対委員長は「国民がこの国葬に持っている疑念にちゃんと答える閉会中審査にしたい」と話しました。

井上キャスター:
総理がここまで胸を張って「国葬じゃなきゃ駄目なんだ」というのであれば、費用も全体でこのくらいかかりますということも、同じニュアンスでしっかりと出していただきたいなと思います。

オンライン直売所「食べチョク」 秋元里奈代表:
少なくとも概算では絶対に出せるはずだと思っています。ここ数年で要人を招いたケースが絶対あると思いますし、幅を出してでも、伝えられることはあると思います。おそらくは金額として相当大きくなるというのはみんなが想像してる通りだと思うんですが、そこが全く示されないことにやはり不信感がある。今度国会の場で岸田総理自らが説明するとのことですので、そのときに費用をしっかり説明していただきたいなと感じます。