維新から辞職勧告の検討も?
2021年の兵庫県知事選で、日本維新の会は自民党と共に斎藤知事を推薦していました。
しかし27日、日本維新の会の吉村洋文共同代表は、「斎藤知事の説明は不十分。白黒はっきりつけるべきだ」と述べ、辞職勧告など検討する可能性については「当然その可能性はありえます」と答えました。
日比麻音子キャスター:
まだ百条委員会は続きますが今後、どのような影響が出てくるのでしょうか。
東京大学 斎藤幸平准教授:
パワハラ以外にも「おねだり」や「裏金」などの疑惑もありますので、やはり日本維新の会全体のガバナンスについても今後問われることになるのではないでしょうか。
衆院選が近いと言われているなかで、「日本維新の会は身内には甘い」「処分の基準がはっきりしない」と指摘されてしまうかもしれません。政治と金を追求する政党として売り出してきたのでイメージダウンが必須になってしまいますので、吉村さんたちは焦っているのではないかと見ています。
日比キャスター:
兵庫県議会の百条委員会は9月5・6日にも証人尋問が行われる予定です。次回、斎藤知事自身の言葉でどこまで語られるのでしょうか。
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<プロフィール>
斎藤幸平
東京大学准教授
専門は経済思想・社会思想
著書『人新世の「資本論」』50万部突破