様々な理由で十分な義務教育を受けられなかった人たちが学び直す「夜間中学」を設置しようと、検討委員会が立ち上がり、青森県庁で有識者や学校関係者が議論を深めました。
30日の初会合には、学校関係者や若者の支援団体などから9人の委員が出席し、夜間中学の現状について情報を共有しました。
「夜間中学」は、家庭の事情や不登校などで十分な教育を受けられないまま学齢期を過ぎたり、中学校を卒業したりした人へ多様な学びを保障するもので、国が都道府県に少なくとも一つ設置することを目指しています。
現在は全国で53校ありますが、東北では仙台市と福島市の2校だけです。

2020年の国勢調査によりますと、県内では小学校にも中学校にも在学したことがない、または小学校を中退した人、あるいは小学校は卒業したが中学校を中退した人など義務教育を十分に受けられていない人が2万3000人余りいます。

また、不登校の生徒は2022年度1638人という現状がある上、昨年度の県民アンケートでは夜間中学で学んでみたい、または夜間中学のことを知らせたいと思う人が周りにいると回答した人が全体の半数を占めました。

このため、県教育委員会では一定のニーズがあり必要性は大きいと捉えています。
青森県公立夜間中学設置検討委員会 三戸延聖 座長
「色々な立場で色々な学びがそれぞれに存在していていますので、そこに対する支援を考えていきたい。なるべく早く、また着実に実現していきたい」
検討委員会では、今年度中に基本的な考え方をまとめる方針です。













