九州北部をゆっくりと進む台風10号。台風の中心から離れた関東では、激しい雨が降り続いて記録的な大雨となっていて、浸水や冠水被害が相次いでいます。
■「どんどん浮かんでいく」街が川のように…
30日も関東は各地で激しい雨に。台風が接近する前から被害が相次ぎました。
東京・世田谷区の国道は、道路が冠水し、通行止めに。神奈川県二宮町では川のようになり、半分以上浸かった車も。水は人の腰の高さにまで及んでいました。
台風10号は九州北部をゆっくりと進み、東へ。それでも、遠く離れた場所では記録的な大雨となり、想定外の事態となりました。
広い範囲で冠水したのは、神奈川県平塚市。街は川のように変わり、一夜にして姿を変えました。
「なんか、どんどん浮かんでいくよ」「やばいね」
崖が崩れる瞬間も撮影されていました。
撮影者
「崩れた瞬間はゴーみたいな音は少しありましたけど、すごい一瞬の出来事で」
過去最強クラスの勢力で接近した台風10号は、遠く離れた各地に「遠隔豪雨」をもたらしました。
東京・八王子では、6時間降水量が観測史上1位となる203ミリを記録。増水した川近くのマンホールからは、まるで噴水のように大量の水があふれ出ていました。撮影者によりますと、4時間以上も続いたといいます。
また、東京・世田谷区では、国道246号線が膝のあたりまで冠水し、車が通れない状況になりました。神社では、階段がまるで滝のように。
神奈川・二宮町の映像
「もう無理だ。ヤバすぎー、こわ」
神奈川県二宮町では、葛川が溢れたため、町全域に一時「緊急安全確保」が発表されました。川の近くの美容室では、店内が浸水し、電気系統が故障したといいます。30日は臨時休業し、従業員総出で後片付けに追われていました。
美容室オーナー
「店自体は20年、この場所でやっているんですけど、ここまで水が入ってきたのは初めて」
伊勢原市では土砂崩れが発生。トンネル近くの国道脇の斜面が崩れ、車2台が巻き込まれました。けが人はいないということです。
■1000万円以上する機械が…クリーニング店で浸水
土砂崩れは平塚市でも。自宅の裏山が突然崩れたといいます。
撮影者
「崩れた瞬間はゴーみたいな音は少しありましたけど、すごい一瞬の出来事で。両親が外に出てたので、危ないよって必死に叫んでて」
平塚市では8月の観測史上最大となる、1時間に57ミリを記録。市内のいたるところで冠水しました。
「最悪、やばい」
高柳光希キャスター
「車のマフラーに水が入ったのか、立往生しています」
こちらの車は大雨の影響で動かなくなってしまったといいます。安全のため、知り合いの駐車場に移動することに。
浸水してしまったというクリーニング店では…
高柳キャスター
「どのくらいまで水が来ました?」
店の人
「ちょうど膝上(まで水が来た)」
高柳キャスター
「このへん一帯が水に?」
店の人
「そうです。全部つかりました」
1000万円以上するドライクリーニングの機械が動かなくなってしまったといいます。
店の人
「まあしょうがない…命だけ助かればいい」
取材中も再び突然の大雨に。
高柳キャスター
「午後0時半すぎの平塚市です。雨・風ともにかなり強くなってきました」
■新幹線内で“9時間缶詰め”
“遠隔豪雨”は、交通にも大きな影響を及ぼしています。
24時間雨量が観測史上最大を記録した神奈川県小田原市の駅では…
イタリアからの観光客
「ノー新幹線」
「京都に行くつもりだったんだ」
新幹線の運転取り止めで、途中下車を余儀なくされた人々の姿が。東京から岡山へ向かっていたという男性は…
岡山へ向かっていた乗客
「(Q.このまま雨が続くならどうするか)迂回して日本海側からも帰ろうとすれば帰れる」
新横浜駅では、日付をまたいでも影響は続いていました。
新大阪へ向かっていた乗客
「新大阪に向かう途中で静岡で止まってしまいまして、そのまま東京に帰ってきた。早く寝たいです」
9時間ほど新幹線内で缶詰め状態となり、引き返してきたという女性が探しているのは、深夜も営業している飲食店です。
新大阪へ向かっていた乗客
「お昼ご飯12時ぐらいで、そこから食べられていない」
雨の中、歩いた末に24時間営業の牛丼店を発見。このあとは知り合いに車で迎えに来てもらうということです。
30日の東海道新幹線は東京-名古屋間で終日、運休となりました。
静岡まで帰る人
「きょう、大きな仕事が2個あったので、やばいという感じですね。(静岡まで)乗り捨てのレンタカーで帰ります」
31日は東京-三島間などは大幅に本数を減らして運行。三島-名古屋間は終日、計画運休が決まっています。
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