「移動手段の変化」や「人口減少」「新型コロナの影響」などにより、利用者減少に悩まされるJRのローカル線です。路線の維持に向け、利用促進案を検討する1回目の会議が岡山市北区で開かれました。



利用者が減少しているJRのローカル線の利用促進を目指して開かれたものです。きょう(31日)の第1回会議には、JRや県、24市町村などが参加し、現状の課題などを共有しました。

(小谷敦 岡山県副知事)
「地方部の鉄道の、大きな転換期を迎えていると考えています」



鉄道から車への移動手段の変化や、人口減少、新型コロナの影響などにより、利用者が減少するJRのローカル線。岡山県内では、去年3月から1年間で「7路線で87本」が取りやめに、また「芸備線など3つの路線5区間」で赤字が続いています。

会議では、各自治体の利用促進に向けた取り組みなどの意見を交換しました。


(岡山県県民生活交通課 下野間豊課長)
「利用促進策をこの会議の場で検討して、それをそれぞれ自治体で、あるいは複数の自治体で実際の事業につなげていけるようにしていきたい」


(JR西日本岡山支社企画課 桐畑修一課長)
「輸送密度や乗車人員が増えていくのが目標なので、そこにつながるような取り組みをしていきたい」


ローカル線をどう維持していくのか。次の全体会議は来年1月頃に予定されていて、各自治体との情報交換などを通じ、利用促進につなげたい考えです。