“竜巻発生” 今後の可能性は? 台風から離れている場所でも要警戒

國本気象予報士:
竜巻は雨雲が活発な場所に伴って発生しますが、リアルタイムの雨雲の様子を見ていくと、台風中心の東側に集中して発達した雨雲があります。

中でも、竜巻の発生しやすい地域は現状、高知県と徳島県の辺りなどになっています。


竜巻の予測を雨雲の予想と重ねると、ちょうど高知県と徳島県の辺りで被っているので、この辺りは竜巻が発生する可能性が現状は高いということです。

さらに向こう1時間の竜巻の予測を見ていくと、発生する地域は引き続き、高知県と徳島県の辺りになっているので注意が必要な状況です。
台風の動きとともに台風が発生するエリアがずれていくので、最新情報は気象庁のホームページからも確認できます。
井上キャスター:
四国の辺りに台風の外側の雲がかかり続けているということですか?
國本気象予報士:
台風の外側に雨雲の塊が分かれて、高知県と徳島県の辺りが湿った空気の集中帯になっていて、さらに関東地方や東海地方にも流れ込んでいるエリアがあります。
逆に言うと、雨雲の隙間が多少ありますので、雨がやんでも終わったと思わずに、繰り返し激しい雨が降るということに注意が必要になりそうです。
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<プロフィール>
気象予報士 國本未華さん
北海道室蘭生まれ、東京育ち
大学生で気象予報士、のちに防災士の資格も取得