来月行われる立憲民主党の代表選に、野田元総理が名乗りを上げました。再び目指す総理の座。今回も自分自身を「あの生き物」に例え、決意を示しました。
立憲民主党 野田佳彦 元総理
「とりあえず、いつも通りやりますよ」
決意を表明する一日は、日課である駅前での挨拶から始まりました。
立憲民主党 野田佳彦 元総理
「再び内閣総理大臣を目指す、決意を固めたことを表明したいと思います」
立憲民主党の代表選に出馬すると表明した野田元総理。
くしくも13年前のきょう、何があったかというと、当時の民主党代表選で野田氏が勝利した日です。
このとき行った演説では…
民主党(当時) 野田佳彦 衆議院議員
「どじょうはどじょうの持ち味があります。金魚の真似をしても出来ません。どじょうですが、泥臭く、国民のために汗をかいて働いて政治を前進させる」
自らを泥臭い「どじょう」に例えたことから、「どじょう総理」とも呼ばれました。
その野田氏がなぜ再び「党の顔」を目指すのか。そこには、同じ時期に行われる自民党総裁選が大きく影響しています。
立憲民主党 野田佳彦 元総理
「(自民党は)華麗なキャリアを持った人とか、あるいは政治的に何代も政治家を輩出した世襲議員が多いとか、非常に刷新感は漂わせるような演出になっていると思います。でも、刷新感ではなくて、刷新という実態を実現するためには、一定の経験が必要なのではないか」
今の与党では政治改革が出来ないと訴え、再びあのフレーズを持ち出しました。
立憲民主党 野田佳彦 元総理
「今やたら改革もどきを言っている、世襲の多い『金魚』たちに立ち向かう『どじょう』でありたい」
ただ、野田氏をめぐっては、2012年に行われた衆院選で敗北した責任をいまだに問う声が党内にはあります。
立憲民主党 野田佳彦 元総理
「痛恨の極みだったと思います。十数年たって、もう1回政権を取り戻すための道筋をつけることが私の役割ではないか、大きな責任がある分、その役割を果たしていきたい」
野田氏が名乗りを上げたことについて、出馬が有力視されている2人は。
立憲民主党 枝野幸男 前代表
「野田元総理とそうした議論ができるとすれば、大変楽しみです」
立憲民主党 泉健太 代表
「枝野さんも野田さんも、今の路線とそんなに変わりはないなと。であれば、私がやらせていただいていいんじゃないか」
総理経験者も割って入る形となった立憲の代表選。
来月23日に投開票が行われます。
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