■気圧の変化が影響 “天気痛”が起きるメカニズム

天気痛調査2020(ロート製薬株式会社/株式会社ウェザーニューズ)によると、天気痛が起きやすい天候は、「雨」が47%で最も多く、「くもり」が30%です。
ポイントは「気圧」。天気痛が起きるメカニズムが、佐藤氏の研究で明らかになりました。

▼気圧の変化で天候が崩れる
▼気圧の変化を「内耳」という耳の奥の器官がキャッチ
▼その情報が脳に伝わり、交感神経が過剰反応してしまう
▼天気痛の症状が現れる

恵俊彰:

内耳だから乗り物酔いとかが関係するんですね。

愛知医科大学客員教授 佐藤純氏:
そうですね。乗り物酔いや、耳ぬきが苦手な人に多い傾向が見られます。

■あなたはいくつあてはまる?「天気痛」セルフチェック!

≪天気痛チェックリスト(佐藤氏監修)≫
□よく耳鳴りがする
□乗り物酔いしやすい
□雨が降る前は眠かったりめまいがする
□ストレスが多い生活をしている
□肩がこりやすい
□なんとなく雨が降りそうとわかる
□季節の変わり目に体調を崩しやすい
□天気によって気分が浮き沈みする
□デスクワークが中心で運動不足
□偏頭痛持ちで悩んでいる

10項目のうち、5個以上あてはまると天気痛の可能性が高く、3~4個だと天気痛の予備軍ということです。

愛知医科大学客員教授 佐藤純氏:
5つ以上というのを一応基準に考えているんですけれども、3つ4つぐらいになってくると、気象病、あるいは天気痛の予備軍という可能性があって、今後体の調子が変わってくる可能性もあるので、十分ご注意いただきたいと思います。