1時間に100ミリ、そして300ミリの大雨とは一体どのようなものなのでしょうか?体験映像です。

まずは1時間に100ミリの雨を体験。

(報告:桜沢信司 気象予報士)
「叩きつけるように傘に雨粒が当たっています。全然動いていないんですが、雨が地面から跳ね返って足元がくちゃぐちゃです」

では、その倍の1時間に200ミリの雨とは?

(桜沢信司 気象予報士)
「雨が重たく感じます。周りの音は全く聞こえません。この状況の中で周りに車が近づいたとしても全く気付きません」

続いては1時間に300ミリの大雨です。

(桜沢信司 気象予報士)
「滝のような雨です。滝というか、滝を超えるような雨ですね」

ものの5分で足首まで水に浸かり、着ていた服はびしょ濡れに。

豪雨の中で、どのくらい声が届くのか、20メートル先にいるスタッフに呼びかけてみると…。

(桜沢信司 気象予報士)
「聞こえますか~?(反応はなく)全く聞こえないようです」

雨の音に遮られて周りの声がほとんど聞こえない状態で「助けを求める声」や「救急隊からの呼びかけ」に気がつかない恐れも。

少しずつ距離を短くしていくと、どこまでなら聞こえるのか?

10メートルでは…反応なし、5メートルでは相手が反応しました!

5メートルの距離で、やっと声が届きました。

また、大雨による水しぶきで辺り一面が白くなり、数メートル先の視界さえ遮られてしまいます。

「見えない・聞こえない」という状況を生み出す大雨には警戒が必要なのです。