盛岡市中ノ橋通にある浅沼醤油店の直営店「クラビヨリ」でリニューアルオープンに合わせて2023年9月に販売を始めて以来、独特な風味のプリンは口コミで人気が広がっているといいます。

浅沼醤油店の4代目、浅沼宏一社長にシロップの製法を聞きました。

(浅沼宏一社長)
「こちらが開発室になります」
盛岡市黒川の工場の2階にある開発室。
どうやらここに森の香りの秘密があるようです。

この開発室では、県産のミズナラやシラカバといった樹木をチップ状にしたものから香りやうま味の成分=エキスを取り出す実験が行われています。
(浅沼宏一社長)
「料理人の方が、素材を調理するのと同じような形で木材を切ったり、砕いたり、加熱したり、いろいろ調理をして最も適したおいしい香りや味がどこから出てくるのかを研究していく」

樹木由来のシロップは、サトウカエデなどの樹液を使ったメープルシロップが一般的ですが、浅沼社長はイタヤカエデの木そのものからエキスを取り出して、シロップを作っています。