(ブルームバーグ):29日午後の債券相場は先物が上昇。2年国債入札が予想外に強い結果となったことを受けて、中期ゾーンを中心に買いが入っている。
SMBC日興証券の田未来シニア金利ストラテジストは、強い入札結果の背景に米国の9月利下げ見通しがあると指摘。「海外投資家は米金利低下にベットした買い、国内投資家は日本がこれから金利上昇局面に入る中でデュレーションを短期化する需要がある」と述べた。
入札結果によると、最低落札価格は100円02銭5厘と市場予想100円00銭5厘を上回った。小さいと好調を示すテール(落札価格の最低と平均の差)は3厘と、前回の7厘から縮小。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は5.54倍と前回4.19倍から上昇し、2019年以来の高水準になった。
2年利付国債の過去の入札結果(表)

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