高さを15メートルまで引き下げ
県は今年6月、この盛り土を積み上げた埼玉県の男性2人に災害を防ぐための措置を取るよう計画の提出を要求。しかし、計画は提出されず改善の見込みはないとして28日、行政代執行による土砂の一部撤去に踏み切りました。
阿部記者「今、本格的な作業が始まりました。ショベルで集めた土砂を運搬用のトラックの荷台に積み込んでいきます」

工事では、高さ7メートル分の土砂を運び出して、盛り土の高さを15メートルまで引き下げるほか、最大48度ある傾斜を30度まで緩やかにするなど安全対策をとります。しかし、作業中に雨が強まるひと幕も。まだ、住民の不安が消えたわけではありません。
近隣住民・児山美智子さん「もっと早くやってほしいという思いはあるが、やってもらえるのであれば無事故で(終わってほしい)」
作業は来年3月までの予定ですが、県は工期を待たず早期に完了させたい考えです。
県都市計画課・櫻澤一朝副課長「地域の安全を1日も早く確保するため、しっかりと代執行の工事を進めてまいりたい」