そんな大声援を力に、93年振りのベスト8進出を決めた3回戦・早稲田実業戦。
延長11回をひとりで投げ抜き、自らのバットで試合を決めた馬庭投手は。

大社高校野球部 馬庭優太投手
「今までの人生の中で、やってきた試合の中で、一番大事な試合だと思った」
「あそこのタイブレークを勝ち切るってことが、自分中で成長につながると思ってやったし」
「最後、自分が1本出せてよかった」

夢の大舞台・甲子園。
大社のみならず、対戦校の大きな声援が響くグラウンドでプレーする選手たちにはこんな影響も。

大社高校野球部
藤江 龍之介 副主将
「いつも県大会で通る声が、甲子園ではなかなか通らなくて」
「そこをジェスチャーに変えたりとかして、2回戦、3回戦は戦った」
「試合重ねるごとに、成長していって勝つことができた」

全国を感動の渦に巻き込んだ大社高校野球部の快進撃。
甲子園100周年の今年の夏は、選手たちにとっても、私たちにとっても、忘れられない夏になりました。

大社高校野球部 石原勇翔 主将
「島根県民に勇気や希望を与えられたと思うと、すごいことをしたなと改めて感じている」

大社高校野球部 馬庭優太 投手
「『感動をありがとう』って言葉をすごく言われるが、その言葉を聞いただけで自分はすごく嬉しくて」
「皆さんのために野球をやってきて良かったと思った」

大社高校野球部 藤江龍之介 副主将
「努力してきた部分を精一杯出すことができたので、本当にチームメイトと楽しむことができた期間だった」