東京電力柏崎刈羽原発の重大事故を想定した夜間避難訓練が29日初めて実施され住民がヘリを使った避難の手順を確認しました。
刈羽村で行われたヘリを使った夜間避難訓練。
長岡市を震源とする震度6強の地震が発生し、原発から半径5キロ圏内の即時避難区域の住民に避難指示が出されたという想定で行われました。
また、道路が寸断され、一部の住民は夜間に空路で避難することになったという想定も加えられました。訓練には刈羽村の住民12人や県職員らが参加し、懐中電灯を手に真っ暗な道を歩き、ヘリに乗り込みました。

【参加した人は】「こういう訓練がないと、いざという場合に自分たちの行動ができないので、こういう訓練はやっぱり日頃からやっておいた方がいいんじゃないかなと思います」

【参加した人は】「避難訓練の中にどういう人間をヘリコプターに乗せるのか、それ以外は自主避難になるのか、そういった分からない部分がありますよね」
訓練に参加した佐久間豊副知事は想定される中で最も厳しい状況の中での避難訓練だったとしたうえで…
【佐久間豊副知事】「訓練を振り返り、訓練には終わりはないんだということで、より実効性を高めて必要であれば避難計画に反映させていきたい」
