市内の女性
「地元です。結構、若い方も手に取っておられたので。うん、ネットだけではなくて、実際に来る場があるっていうのは嬉しいですね。そこ(店ごとの個性)が見たくて、こういう所に足を運ぶ方が多いと思います。」
多くの書店は出版取次会社から配本を受けるため、ある程度同じような品ぞろえになりがちといわれます。
県内でも大田市や浜田市で大型書店が閉店するなどSNSの普及やネット通販との競合などで書店経営は厳しい時代を迎えているようですが、一方で、店主が人に読んで欲しい本を選んで並べるこうした独立系書店と呼ばれる店は、個性的な品ぞろえを武器に最近、注目されている存在です。
出張本屋に出ていた松江市中心部にある店では。
書架青と緑・日下踏子店主
「うちは詩歌をちょっと多めに仕入れてやって行こうっていうのを考えてますので。本屋さんは一杯あるけど、詩(の本屋)って何か世の中にないんだったら(自分でやろうと)。」
好きな詩集が並んでいる本屋が現実になくて寂しかったという日下踏子さんが、それなら自分好みの本屋を自分で作ろうと始めた店内には、詩集や文学論などが並び、馴染み客が本を選んでいました。