日本のはるか南の海上で発生した台風10号。ようやく北にゆっくり動き始めました。
27日(火)から28日(水)にかけてに関東、東海、近畿四国、九州にかなり近づき、上陸するおそれもあります。
では、一体どの地域に接近・上陸するのでしょうか。
その進路を決めるのは、高気圧の勢力。進路を予想します。
高気圧の中で発生した台風10号

23日15時現在、台風10号の中心気圧は985ヘクトパスカル、最大風速30メートル、最大瞬間風速は45メートルです。
今年は夏の太平洋高気圧が記録的に強く、広い範囲で勢力を保っているため、低気圧の仲間で、普段は高気圧内に入って来られない台風でさえも、仕方なく高気圧の圏内で発生しています。
そうすると、普段は高気圧の縁(へリ)を吹く風で動く台風を動かすものが無く、停滞しやすくなります。
それが今の状況です。