台風10号 来週本州に上陸? 大荒れ可能性高まる

國本 気象予報士:
台風10号は「今後より発達して強い勢力になる」という予想になりました。予報円は27日までの段階で四国から東海地方までかかっています。進路が東西どちら寄りに進むかはまだはっきりわからない状況です。
井上キャスター:
いずれにしても本州上陸は避けられそうにないということですか?

國本 気象予報士:
そうですね。ほぼ上陸する見通しです。今後、太平洋高気圧がより西寄りに張り出してくれば進路が西日本になるとみられますが、今のところ太平洋高気圧の張り出しは強まらずに本州の方に直撃してくる可能性の方がやや高めという状況です。
井上キャスター:
そうすると近畿の方に上陸して東日本の方に向かっていくのでしょうか。
國本 気象予報士:
可能性はあります。ただこのまま日本海に抜けていくことも考えられます。また太平洋高気圧が弱ければ沿岸すれすれのところを通るパターンもありますが、まだわかりません。

井上キャスター:
2024年の海面水温は平年よりも2~4℃高い。それによって台風が発達し勢力を維持しやすい傾向にあり、「台風10号は暴風域を伴いながら接近・上陸する可能性がある」ということです。

國本 気象予報士:
そうですね。特に2024年は西側で30℃くらいの海面水温が広く見られますので、ここを進んでくると今以上に発達するような恐れもあります。
前回の台風7号は関東の方に向かいましたが、その際、北上するとともにどんどん勢力を強めていきました。今回の台風10号も同じように近づくほど勢力を増していく恐れが十分にあり得ます。
天気は23日からしばらく雨が続き、台風の影響はおそらく27~28日にかけてピークとなりそうです。
歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
当たり前と思わずに、毎回新鮮な気持ちで待ち構える、対処していく必要があるのではないでしょうか。
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<プロフィール>
今村翔吾 さん
「塞王の楯」で第166回直木賞受賞
歴史・時代小説家
30歳までダンス講師