埼玉県「男女別学」から「共学化」を推進へ

小笠原亘キャスター:
連日、報道されている埼玉県の「男女別学」が「共学」になるのかの問題です。

そもそも、きっかけは埼玉県への1件の苦情からでした。

「埼玉県立の男子校が女子の入学を拒んでいるのは不適切だ。女子差別撤廃条約に違反するのではないか」

埼玉県の男女共同参画苦情処理委員にこのように連絡があったということです。

これを受けて、埼玉県の教育委員会に「共学化が早期に実現されるべきではないか」という勧告を行いました。

そして、22日午後2時から埼玉県の教育委員会が会見を行い、「男女における教育の機会均等を確保しながら、共学化について主体的に検討していく」と、共学化を推進していくということになりました。

では、全国で男女別学がどのくらいあり、どう変わってきているのか。また、埼玉県はいつから共学に踏み切っていくのかをみていきます。

男女共同参画が推し進められていく中で、男女別学はどんどんと減ってきています。都道府県を見ていくと、公立高校はほとんどの県で共学になっているというのが現状です。

その中で、関東を見ていくと、男女別学の学校は結構残っています。

今回、問題になっている埼玉県は16校の男女別学があったところから12校に減りましたが、減りは少ないです。

群馬県は23校から12校に減りましたが、来年度までに10校を目指すということです。

栃木県は19校から8校に。千葉県は13校から2校に減っています。

茨城県、東京都、神奈川県は0校なんです。