埼玉県の共学化はいつから始まる?

小笠原キャスター:
実は、男女別学をめぐり、埼玉県では2002年度にも勧告がありましたが、県の報告で、「当面は“別学”を現状維持。共学化の場合、積極的に支援」というところ止まりでした。

それが今回は、「共学化について主体的に検討していく」というものに変わったということなんです。

共学化への対応については、県民の意識を把握するために、▼アンケートや地域別の意見交換、▼有識者からの意見を聞いていくということです。

共学はいつからなのかという質問も出ましたが、「ゴールを設定して決めているわけではない」ということで、どのように進んでいくのかはまだ不透明です。

今村さん:
選択肢はあった方がいいと思います。

「法的な問題があって」というのであれば、埼玉県の12校でパートナーシップを結んで、男子校舎・女子校舎のようにして同じ学校になってもいいと思います。

反対意見がある以上は、選ばせてあげたいなと僕は思います。

井上キャスター:
現状の起点としては、偏差値の良い進学校が男子校で、「そこに女子が入れないのは差別じゃないか」ということの起点だったと思うんですが、今は女子高でも同じくらいの進学校が埼玉県にはあって、共学の進学校もあって、偏差値がほぼ変わらなくなってきていると考えると、(男女別学を残す)選択肢はあるんじゃないかなとも思ってしまいますね。

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<プロフィール>
今村翔吾 さん
「塞王の楯」で第166回直木賞受賞
歴史・時代小説家
30歳までダンス講師