自民党総裁選は9月12日告示、27日投開票と日程が決まりました。

今回の選挙の位置づけや今の動きを、熊本選出の自民党議員に聞きました。

“信頼を取り戻すため”の総裁選

8月14日、岸田総理が総裁選に立候補しないことを表明。

派閥の裏金事件で党への逆風が続く中、その3日後には熊本2区選出の西野太亮(にしの だいすけ)衆議院議員が地元で街頭に立ち、総裁選の重要性を訴えました。

衆議院熊本2区 西野太亮議員「次の総裁選は剣が峰。もう後がないという思いで、私たちは政治への信頼を取り戻すための総裁選にしていかなければならない」

そしてきょう(20日)取材に応じた西野議員は、熊本にとってどのような総裁を求めるかについて。

西野議員「やはり半導体。それに理解があってしっかりと投資をしていただける。渋滞や地下水、排水の問題、そうした課題も含めて対応していただける人」

「派閥の束縛解消」で候補者は“自力の総裁選”か

衆議院熊本3区選出の坂本哲志(さかもと てつし)農林水産大臣は「立候補に意欲を示す人が多いのは、派閥の束縛が解消された現れだ」と話します。

衆議院熊本3区 坂本哲志 農林水産大臣​「(これまでの)電話作戦をやるなり、様々な団体に働きかけるなり。こういうことがなくなり、候補者個人の訴えを強く打ち出していける」

一方、これまでとは違う選挙になると見ています。

坂本 農林水産大臣「(派閥があった時は)自然と仲間が集まってきましたけど、自分の力で集めなければいけないので、候補者にとっては厳しい状況が出てくるだろう」