人流データを利用して調べた台湾からの観光客の動向に関するデータが公表され、コロナ禍前と比べ、体験にお金を使ういわゆる「コト消費」にシフトしていることが分かりました。

県によりますと、昨年度沖縄を訪れた外国人観光客のうち、台湾からの客は52万8500人で、率にして41・8%と最も多くなっています。
台湾からの観光客について、りゅうぎん総研と、台湾発の人流データなどを扱う「Vponジャパン」が合同で調査したところ、コロナ禍前に比べて平均滞在日数と行動範囲が広がっていることが分かりました。
消費行動にも変化があり、エイサーやスポーツなどの大規模イベントへの参加や、大型商業施設、公園の利用など体験にお金を使ういわゆる「コト消費」が増加しています。
需要をさらに取り込むための今後の課題として、観光地での多言語対応の強化やキャッシュレス決済の促進、Wi‐Fiの整備など満足度を高めるための受け入れ体制の強化やデータを活用した動向調査の実施などを挙げています。