新型コロナの感染拡大が続く中、山梨県は県民に薬や食料の備蓄などを求める臨時特別協力要請を1か月延長し、来月末まで適用することを決めました。
県庁では29日、新型コロナの本部会議が開かれ、その中で28日までの1週間の感染者の数は7312人で、前の週の9349人に比べ2000人以上減少していることが報告されました。
しかし、県感染症対策センターは1日当たりの感染者数が1000人を超えている上、学校が再開したことや高齢者施設のクラスターなどで60歳以上の感染者の割合が高まり医療機関の負担が懸念されることなどを指摘しました。

こうした状況から県は市販薬や最低3日分の食料の準備、さらに救急車を呼ぶか迷った際は、まず受診相談センターに連絡することなどを県民に求める臨時特別協力要請を9月末まで延長することを決めました。
長崎知事は経済との両立を図るために引き続き県民に協力要請を周知するよう指示しました。