マムシグサ 厚生労働省 自然毒のリスクプロファイルより
マムシグサの果実 厚生労働省 自然毒のリスクプロファイルより
若い果実 厚生労働省 自然毒のリスクプロファイルより

以下、山梨県の資料より

一 般 名:
テンナンショウ類 (別名:ヘビノダイハチ、ヤマゴンニャク(山蒟蒻))

学   名:
risaema spp. マムシグサ Arisaema japonicum Blume な ど

生 育 地:
テンナンショウ属植物は北海道から沖縄まで全国的に分布する。
湿った林床に多いが、河川敷等にも見られる種もある。

発生時期:
果実をつける初夏から秋にかけての誤食による事故が多い。

形   態:
多年草で、 地上部は普通葉を 1-2 枚つけ、地下部には扁球形の地下茎がある。
春から夏に、サトイモ科の特徴である肉穂花序と 仏炎苞 を持った「花」をつける。
花後、粒状の果実をトウモロコシ状につけ、熟すと朱赤色になって目立つ。

中毒症状:
口に含むと30分以内に発症。口唇、口内のしびれ、腫れなどのほか、強い痛み。

毒性成分:
シュウ酸カルシウム ( calcium oxalate )