「社会人野球で頑張っている姿を見せたい」都市対抗野球に挑む

 社会人野球の選手になって半年。この夏、初めて挑んだ大きな大会があります。それが都市対抗野球。全国から地区代表の32チームが出場する最高峰の大会です。プロ野球とは違い、負けたら終わりのトーナメント制。三菱重工Westは2年連続で初戦敗退と結果を出せていません。

 (北條史也選手)「まず1勝して、そこから優勝までいきたいというのが目標。プロ野球じゃなくても、社会人野球で頑張っているところを見せられたらいいなと思います」
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 7月23日、迎えた初戦。舞台は巨人戦で何度も歓声を浴びた東京ドームです。都市対抗野球は、会社だけでなく本拠地の都市が街を挙げてチームを応援します。相手は前回ベスト4の強豪・王子(愛知県春日井市)です。北條選手は2番サードでスタメン出場。

 試合は、3対3の同点で迎えた7回。均衡を破ったのは北條選手でした。この日2本目のヒットで出塁すると、そこから打線がつながります。北條選手がうまくタッチをかいくぐり勝ち越しのホームイン。さらに8回、チームメイトがホームランを放ち、5対3で3年ぶりに初戦を突破しました。