「うちの子に悪い子はいません!」父親代わりのアメリカ人
シュモーアパート隣に建つ公民館。ここにかつて、住民たちが「クラブ」と呼んだ集会所があった。

その一室に住んだのが、長崎の建設責任者でもあったアメリカ人、「ジムさん」こと、ジェームズ・ウィルソンさんだ。

子どもたちにとっては父親代わり。馬場さんにとって忘れられないのは、住宅のよその子どもとケンカした時のこと。怒鳴り込んできた相手の父親に対してジムさんは・・・

馬場さん「(ジムさんが)大きな声で『うちの子にそんな悪い子はいません!』って。体張って守ってくれた。(その時の気持ちは)言葉では言えんかな」
しかし、ある日、ジムさんは、子どもたちの前から突然姿を消してしまった。

馬場さん「それっきり。消息がプッツリ切れて」















