家計を直撃 猛暑で野菜や魚に異変

「クーラー、電気代が上がって結構しんどい。1年前に比べたら1000~2000円はアップしているんじゃないか」

家計を直撃する暑さ。その影響は都内のスーパーでも…。

買い物客
「いつもならキュウリ・トマトとか安いのに、今は高い。家計に響きますよね」
「どれが安いかなって見ながら、野菜中心に考えていく」

猛暑や台風の影響で、多くの野菜が値上がりしているのです。

スーパーさんよう 新妻洋三 社長
「トマトも高い。345円で安くないからまだある。売れてない」

トマトが5個入ったこのパックは、通常250円ほどだと言いますが、19日は100円ほど高い値段に…。

スーパーさんよう 新妻洋三 社長
「雨が降らなかったこともある。暑さで花だけで落ちる。実がなる前に花が落ちる」

他にも、ネギやほうれん草、枝豆も普段より値上がりしていると言います。

スーパーさんよう 新妻洋三 社長
「1割~2割高い。台風の影響や高温で実の入りが悪い」

野菜だけではありません。

こちらは、高知県の宿毛湾で養殖された魚。生け簀に魚が浮かんでいるのがわかります。

かろうじて泳いでいた魚も変色。ある養殖業者では、1回の水揚げで2700匹ほどが死に、被害額は1000万円弱に上るということです。

海水温が31度ほどまで上がったことが原因だとみられています。

ブリやハマチ、鯛を養殖している「濵兆」では…。

濵兆 濵田耕平 社長
「持って帰ってきた魚も死んだし、沖の深い所の魚も水温も高いので死ぬ」

20日も広い範囲で大気が不安定になる予想で、急な雷雨や竜巻に注意が必要です。