当初は「非商業化」「アマチュアのみ」だった

 お金とオリンピックの関係について、ルーツを見ていきます。そもそも1896年にアテネで近代オリンピックが始まったときは、商業化しておらず、参加者もアマチュアのみでした。これは古代オリンピックのときから、お金をもらっている選手のような人たちが参加できないという昔からの思想に基づいてのものでしたが、現在のオリンピックではスポンサー料や放映権料なども入り商業化しています。プロチーム所属の選手やスポンサーがいる選手も参加できるようになっています。