関東接近で対策強化…臨時休業する施設も

千葉県南房総市のホテルでは、対策を急いでいます。こちらでは、すべての部屋の窓ガラスを養生テープで補強しています。
教訓となったのが5年前(2019年)に強い勢力で関東に上陸した台風15号です。
従業員
「(Q.ホテルの被害の様子は?)雨があちらこちら浸入しているのと、ガラスが割れたりとか」
当時、窓ガラスには対策を講じていなかったそうです。宿泊客は。
宿泊客
「きょう帰ります。早めに。」
「(Q.何をする予定でしたか?)チェックアウトはきょうだったが、荷物を置いて海に行きたかった。海がもう、波が泳げる感じじゃなかった。30分であがってきました」

台風に備え、16日、臨時休業を決めた施設もあります。同じ千葉県内にある道の駅です。

道の駅 みのりの郷東金 内山大史 駅長
「前回、千葉県かなり台風の被害が出たので、我々のところも施設の屋根が飛んでいったり、ビニールハウスが破れてしまったり、停電だったり、かなり被害が出たので、そこを踏まえて決断した」
さらに、こちらでは災害時の対策として、ソーラーパネルで発電された電気を緊急時に地域の人に利用してもらうことを想定しています。

道の駅 みのりの郷東金 内山大史 駅長
「前回の台風の時は2週間ほど停電していた。あの教訓から用心に越したことはないかなって」
近づく台風を前に…

道の駅 みのりの郷東金 内山大史 駅長
「とにかく安全に、事故やけががないように、通り過ぎることをただただひたすら願うばかり」
発達しながら北上を続ける台風7号。お盆中の交通機関は大きな影響を受けています。

東海道新幹線は、東京-名古屋間で16日の始発から終日運転を取りやめ、名古屋-新大阪間で大幅に本数を減らし、グリーン車を除いて全席自由席にするということです。
また、JR東日本も、東北、上越、山形新幹線について、16日、一部の列車で計画運休を行うとしています。
在来線についても、16日、東京メトロ・東西線や千葉県内を走るJRの路線など、それぞれの一部区間で運休が決まっています。

空の便についても、日本航空と全日空で16日、羽田や成田の発着便を中心に、国内線と国際線あわせて654便の欠航を発表しています。