新潟県内の養豚場で飼育されているブタは、豚熱の感染を防ぐために“ワクチン接種”をしていました。
新潟市西蒲区で約1万頭を飼養する川上克さん(54歳)は、新潟県内で初めてとなる豚熱の感染確認について「近県での発生が多かったので、新潟に発生があってもおかしくない状態だった」としつつ、「みな細心の注意を払って防疫体制に気を付けてきた」と話しています。

それでも感染してしまった原因は…?
【新潟県畜産課 仲川美樹子課長】
「人でも同じですけど、ワクチンがやはり万全ではない、完全には防ぎきれないという部分もある」
「野生動物に豚熱のウイルスが入って広まってしまった。それが養豚場の中に持ち込まれるリスクが出てきてしまいますので、そこに原因があると考えています」

新潟県内の養豚農家は80軒で15万6000頭のブタが飼育されていて、県は全ての養豚農家に対し注意喚起を行いました。
【新潟市西蒲区の養豚業 川上克さん】
「生産者としては、農場内にウイルスを入れないということに関して、徹底して対策していきたい」