南海トラフ地震 宮崎県内の震度は小さくても津波のリスク

昭和東南海地震で宮崎県は震度1を観測し、被害に関する情報はほとんど残されていません。

ただ、京都大学防災研究所宮崎観測所の山下裕亮助教は、南海トラフ地震について震度が小さくても、県内には津波が襲ってくるリスクがあると指摘。

地震が発生したら揺れの大きさにかかわらず、津波のおそれがあると避難の意識を持つことが大切だと呼びかけます。

(京都大学防災研究所宮崎観測所 山下裕亮助教)
「南海トラフ地震の場合は、若干、宮崎から震源域が離れる分、思ったほど強く揺れない。今回(8日の地震)よりも強く揺れないケースが出てくる。しかし、地震自体はマグニチュード8を超える巨大地震です。マグニチュードが大きいと津波は必ず大きくなりますから、そういう意味で、とにかく震度だけで津波の大きさを判断しない。『強く揺れてないから大きい津波は来ない』などということは大きな間違いですから、本当に気をつけていただきたい」

(スタジオ)
「昭和東南海地震」のことを知らなかったという方も意外に多いのでないでしょうか。
このように大きな地震が戦時中にあったということですが、時の権力者というのは、えてしてこのような情報操作をするものだという事実が浮き彫りになっています。

※MRTテレビ「Check!」8月15日(木)放送分から