▼暑い・寒いは禁句「ドレミファソラシド」は「ハニホヘトイロハ」にー
布田一枝さん(97)
「千人針といって手ぬぐいみたいな長さで、千個丸がしてあるんです。それを止め結びをするんですよね。3回だったら、『死線までいかん』5回だったら『死線を越える』死を越えるいうて、大抵5回まわしよった」

できあがった「千人針」は、兵士が銃弾よけのお守りとしてお腹に巻くなどしました。
布田一枝さん
「寅年の人はね自分の年の数だけ縫えるんですよ。『虎は千里行って千里帰る』でも、私は兎年なんですよ。
同級生はみんな寅年で…いいなぁ友達はお国のためにいっぱい尽くしよるんだ思いましたね」
戦地の兵隊のこと思い、暑い・寒いはもちろん禁句。
英語も使ってはいけなかったため、音楽の授業では「ドレミファソラシド」の代わりに「ハニホヘトイロハ」と言っていたそうです。