最下位続く…「私、向いてないのかな?」
性別に関係なく戦うプロスポーツ「ボートレース」。その厳しい世界で、北村選手はデビュー以来結果を出せない時期が続きます。最下位の屈辱も何度も味わいました。

北村寧々選手:
「自分の駄目なところとか、もうありすぎて何から直していいのか、プロペラの整備のことも全然分からなくて…。自分には向いてないのかな?とか結構考えたり…」

北村選手がつけてきた「反省ノート」からは、日々の気づきに向き合い、一歩でも前に進もうともがく姿がみえます。
《ターンマークを回ろうとしすぎ》
《やっぱりターン出口でつかまる》
北村寧々選手:
「レースするしかないんで…うん。走ったレースごとにメモをつけてるんですが、それで自分の課題見つけて練習を重ねました」
そしてデビューから9か月後のデビュー67走目。
北村選手は初レースと同じ6コースからのスタート。

実況「スタートしました。やや目立ったのは大外6コースから6番の北村寧々が好タイミング。一気に飛び出していきますがどうでしょう。一気に行ったぞ北村寧々。初勝利に向け豪快なまくり!」
北村選手は好スタートを切り、6コースから豪快に攻め込みます。そして、圧勝の走りで待望の初勝利をあげました。

北村寧々選手:
「2年経ってやっと(ボートが)わかってきた感じで、今、結構楽しくなってきました」