「ゼロカーボン」を見つけよう

他にもたくさんの省エネ家電が並ぶ売り場には、「ゼロカーボン」という文字が書かれたポスターが置いてありました。

異常気象の原因である地球温暖化に対し、熊本県では温暖化がこれ以上進まないよう、2050年に県内のCO2排出実質ゼロ=「ゼロカーボン」を目指しています。

県は、県内150店舗以上の家電量販店やホームセンターなどで「ゼロカーボン」を目指す取り組みを実施中。担当者には、全力で伝えたいことがあると言います。

熊本県 ゼロカーボン企画班 佐藤栄起さん「一番知っていただきたいのは、ゼロカーボンに向けた取り組みが、実はお得ということなんです」

ポップで学ぶ「家電のお得情報」

「お得」の目印となるのが、さまざまな家電に貼られたポップです。「省エネのものに変えると“どれだけお得になるか”」が書かれています。

例えばLED照明には「電気代が年間約2500円お得(白熱電球と比較)」というポップが貼られていました。

では、シャワーを使う量を減らしたら、どれくらい節約になるのでしょうか?

佐藤さん「シャワーを1日1分節水していただくだけで、ガスや水道代が年間約4300円お得になります」
リポーター「随分違う感じがしますね」

他にも、給湯器を電気(ヒートポンプ式)のものに変えると、ガス給湯器と比べて年間約4万4000円もお得になります。

リポーター 「ゼロカーボンという取り組みを頭に入れておくと、色々な参考にできそうですね」

夏をお得に乗り越えよう

今年(2024年)は国などの補助金制度も充実していて、先ほどの内窓にも適用される場合があるなど、まさに今がお得。今回家電を紹介してもらった店舗では、8月17日、18日にゼロカーボンについてのイベントも行うということです。

佐藤さん「リーフレットなども置いていて、省エネ家電や断熱リフォームに向けた補助金情報の紹介なども行っております。ぜひ、お盆明けにお越しいただければと思います」

環境に良くて家計も助かる、まさに一石二鳥な省エネ家電の世界。この夏は、あなたの暮らしに最適な「ゼロカーボン」を取り入れてみては?