7月に行われた、南風原町津嘉山地区の大綱曳き(おおづなひき)。RBCは綱づくりから本番の綱曳きまでを取材しました。
21年ぶりの開催が話題となった津嘉山大綱曳き。五穀豊穣などを願って行われる津嘉山地区の伝統行事で、500年の歴史を誇ります。
これまではおよそ10年に1度開催されてきましたが、作業場所である公民館の建て替えや新型コロナウイルスの流行などが理由で、近年は開催が見送りに。このままでは伝統が途絶えてしまうと危機を感じた区民たちは今年、復活に向けて立ち上がりました。

先月7日に行われたのは、大綱曳きで使用する綱を藁(わら)から編む作業「綱打ち」。この日はおよそ500人の区民が集まり、朝から日暮れまで作業が行われました。
「しっかりねじって緩まないように締めないと本番で切れるんですよ」
「緩い、ゆるゆるーしてるよ、ひねってないよ!」

▽綱打ちを指導する人は…
「僕たちが先輩たちから教えてもらったことを引き継ぐだけですよ。何年か後には彼らが教えてやらないといけないでしょう」