佐賀駅構内にオープンした書店は黒字

そんな中、去年12月に佐賀駅の構内にオープンした書店があります。

「佐賀之書店」。経営するのは、直木賞作家の今村翔吾さんです。
佐賀駅に書店が開設されるのは3年9か月ぶりです。
来店者はー「新刊とか出ても買いに行けなくて、ずっと困っていたので助かります」
経営する直木賞作家「書店には魔力がある」

開業から半年以上が経過した今も、「黒字が続いている」と今村さんは話しています。

直木賞作家 今村翔吾さん「出版の利益構造とかを見ていると、いわゆる一等地にはなかなか出店しづらい状況にあるので、どんどん郊外型になっていって。1時間車で遠い本屋さんに行こうっていうのはさすがに『う~ん』ってなるかもしれないですけど、生活動線上にあれば入ってしまうだけの魅力とか魔力みたいなものってまだ書店は持っていると思うんですよね。経済産業省が打ち出した『書店の支援』も、そういう一助になればいいなとは思っている。」